前回紹介した、いろいろなスタイルの画像を生成しまくってくれるバッチファイル「Stable Image Core API Image Creator」の仕掛けを解説します!
なお、概要や使い方は前回の記事をご覧ください #10分で学べるAI


バッチファイルをダウンロード
このリンクでダウンロードして使える バッチファイルを配布しています。
これを無料で配ってしまうのはいかがなものか……という議論がありますが、今回はさらにこの中身を解説していきます。
バッチファイルの中身解説
このバッチファイルは以下の流れで動作しています
設定を読み込む
APIキーの確認をする
現在の設定を表示して確認を促す
APIを呼び出して生成する
生成が完了したことを知らせる
これからそれぞれの動作について説明します
なお気になる場合はメモ帳やVisual Studio Codeなどでバッチファイルを開くと中身を直接見ることができます

設定を読み込む
バッチファイルが実行されると、ウィンドウタイトルなど、プログラムとして必要な機能を設定します
また設定ファイル(SIC_setting.txt)を読み込んで生成に使うAPIキーやプロンプト、スタイルを変数として保存しています
APIキーの確認をする
プログラムの説明を表示し、APIキーの確認をします
設定ファイル保存されていたAPIキーが空だった場合、エラーとしてユーザーにAPIキーを設定ファイルに記入するよう促しプログラムを終了します
現在の設定を表示して確認を促す
設定ファイルを読み込み、APIキーも確認すると現在の設定を表示してユーザーに確認してもらいます
さらにユーザーからの入力が「y」だった場合、次のフェーズに移ります
APIを呼び出して生成する
いよいよ Stable Image Core のAPIを呼び出して画像を生成します
Stable Image Core ではスタイルプリセットを指定できるので、スタイルプリセットだけ変更してAPIを繰り返し呼び出します
またAPIの呼び出しは指定されたサイクル数だけ行います
APIはcurlを使って呼び出しています
この1行だけで画像生成をすることはできますが、コマンドプロンプト上でプロンプトを編集するのは至難の技なのでテキストで編集できるようにしました
APIについての詳しい仕様は Stability AI – Developer Platformを参照してください
生成が完了したことを知らせる
最後に生成が完了したことをユーザーに知らせ、プログラムを終了します
まとめ
いかがでしたか?
たったこれだけのバッチファイルで画像生成をすることができます!
SIC_IMG_Creator.bat に加えて、Stable Diffusion 3で画像生成ができる SD3_IMG_Creator.bat も同梱されています。ぜひ高解像度・高品質・文字入れ可能な画像生成をお楽しみください。
ダウンロードはこちらから https://j.aicu.ai/SaiImgBat

プロンプト例「sweet smile, 16 years old, red hair boy leaning in a classroom, anime style」
次回予告
コト先輩「ルゥくん、すばらしいね!クライアントも大喜びだよ」ルゥ「お役に立てたようで良かったです~」
コト先輩「で、今回の依頼があった不動産屋さんの紹介を受けて、新規の依頼が舞い込んだよ……!」ルゥ「えー!トントン拍子じゃないすかぁ……🫠」

次回はEdit APIを用いて自撮り写真の顔を置き換えちゃいます!
次回の #10分で学べるAI をお楽しみに!
AICUmediaでは今後もStable Diffusion 3.0 やStable Image Core を用いた記事を発信していく予定です
面白かったらぜひフォロー、いいねをお願いします!
✨️本記事が面白かったら、 X@AICUai, noteのフォロー、シェアをよろしくお願いいたします!
社内Slack等のシェアでも歓迎です。
また「こんな記事欲しい」といったリクエストがございましたら X@AICUai までメンションやDMでいただければ幸いです。
✨️AICU Inc.は Stability AI 公式パートナーです。
様々なアプリ開発のご相談も承っております!サービスに導入したい、使いこなせる社員をパッと育成したい!そんな需要がございましたら sai@aicu.ai までどうぞご相談ください。
生成AI時代に「つくる人をつくる」AICU社、生成AIリーディング企業「Stability AI」と戦略提携
Comments