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【国内初】日本語対応!商用利用も可能な動画生成AI基盤モデル「AIdeaLab VideoJP」が無償公開!〜国の支援を受け、AIの可能性を拡大


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2025年1月14日、AIdeaLab株式会社より、国内初となる日本語対応の動画生成AI基盤モデル「AIdeaLab VideoJP」商用利用可能 かつ 無償で公開 されるという、大変喜ばしいニュースが発表されました。



この「AIdeaLab VideoJP」は、クリエイターとAIの協調 を見据え、安全性と透明性を確保した、次世代の動画生成AI と言えるでしょう。

本記事では、その概要をお伝えするとともに、「AIdeaLab VideoJP」が持つ可能性 について考察いたします。


クリエイターを支援!「AIdeaLab VideoJP」注目の特徴


「AIdeaLab VideoJP」の最も注目すべき点は、学習データの透明性 です。著作権やライセンスに最大限配慮し、原則として 学習許諾が得られている動画のみ を使用しています。さらに、「フルスクラッチ」(ゼロから) で動画を学習させているという点も特筆すべきでしょう。


具体的には、主に以下の条件を満たす動画を学習データとして採用しています。


  • 改変が許可されているライセンス (CC-BY-4.0, CC-0)


  • 改変後の商用利用が許可されていること


  • ライセンスの変更が許可されていること


これらの条件を満たす、PixabayHugging Face 上のデータセット(LanguageBind/Open-Sora-Plan-v1.0.0HuggingFaceFV/finevideo)に含まれる動画のみを使用することで、学習データの透明性を極めて高く 保っています。


日本語ネイティブ!直感的な操作性を実現

「AIdeaLab VideoJP」は、日本語を母国語とする話者の感覚に近い形で処理できる よう設計されています。英語のプロンプト入力に抵抗があるクリエイターでも、使い慣れた日本語で直感的に操作できる のは大きな魅力です。


具体的には、入力テキスト処理に大規模言語モデル (LLM) である llm-jp-3-1.8b を採用。これにより、複雑な指示や長い説明文も、自然な日本語で入力するだけで、精度の高い動画生成が期待できます。もちろん、英語での入力にも対応しています。


高速かつ効率的!最新技術の粋を集めたモデル

「AIdeaLab VideoJP」では、Rectified Flow Transformer という推論効率の高い最先端アルゴリズムを採用。ご家庭のGPUでも動作する可能性 を持ち、最小14GBのVRAMを持つGPUで動作する見込みです。


シンプルで安心!Apache License 2.0を採用

本モデルでは、オープンソースソフトウェアで広く採用されている Apache License 2.0 を採用。明確で理解しやすいライセンス体系により、商用利用も含め、安心してご利用いただけます


GENIACの支援で実現!日本のAI開発を加速

「AIdeaLab VideoJP」は、経済産業省と国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施する、国内の生成AIの開発力強化を目的としたプロジェクト「GENIAC(Generative AI Accelerator Challenge)」の支援を受け開発されました。



国の投資によって生まれたこの画期的なAIモデル は、日本のAI技術の発展に大きく貢献することが期待されます。


今後の展開と課題

現時点では、学習データ量の制限などによる表現力の課題や、日本の視覚的知識の不足、一部機能の未実装といった課題も存在します。しかし、AIdeaLab社はこれらの課題解決に向け、継続的な開発と改善を進めていくとしています。


AICU編集部が「AIdeaLab VideoJP」に期待すること

「AIdeaLab VideoJP」の公開は、日本のAI開発における大きな一歩と言えるでしょう。特に、商用利用可能な日本語対応の動画生成AI基盤モデル無償で公開 されることは、クリエイティブ業界に大きなインパクトを与える可能性があります。


AICU編集部では、「AIdeaLab VideoJP」が、クリエイターの創作活動を支援し、AIとの協調による新たな表現の可能性を切り開くことを期待しています。


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Originally published at note.com/aicu on Jan 14, 2025.


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