SoraJam Tokyo開催! 世界のAI動画クリエイターが集結した熱狂の4時間 【AIイベレポ!】
- AICU Japan
- 3月26日
- 読了時間: 5分

2025年3月25日、東京・広尾にて SoraJam Tokyo が開催されました。
この記事ではクリエイティブで国際的な現場から、AICU編集部・しらいはかせが現地突撃速報フォトレポートでお送りいたします。
告知: OpenAI Sora が東京で動画ハッカソン「SoraJam Tokyo」を開催!
完成した作品リストはこちらから!
会場は「EAT PLAY WORKS」。広尾駅から2分ほどの商店街にある「食・遊び・仕事」をコンセプトにしたレストラン・コワーキング・レンタルスペースです。

おしゃれな空間!

会場には日本語・英語・フランス語に、フリーランス、動画作家、VJ、技術者、数学者などさまざまなクリエイターが入り混じる国際的な空間になっていました。

イベント主催である MACHINE CINEMA社のMinh Doさん。
仏教文化を研究するコミュニケーション映像スタジオの代表です。



世界中で「現実世界でのAI」のイベントシリーズを開催しているそうです。
「つくる人をつくる」をビジョンにするAICUと仲良くなれそう!


そしてOpenAIのSoraチームからも参加。
言語は英語に加えて日本語の逐次翻訳がありました。
分野が多岐にわたる難しい会話コンテキストですが、完璧な通訳でした!

Fred & Minh
OpenAI SoraコミュニティマネージャーのSoukiさん
エンジニアチームも何名か会場に参加されており、交流がありました。

Soraの機能です。

AICUオススメ過去記事:OpenAI「Sora」クイックスタートガイド
SoraJam開始!
クリエイト(Create)、生成(Generate)、そして見せ合うShowcase!

おすすめのワークフローとしては、(1)ショットリスト(撮影計画)、(2)音声収録、(3)text to video、(4)特殊効果と音楽、(5)編集。

チームには「編集ができる人を必ず1名入れて、4名ぐらいで結成」というルールが伝えられました。
今回のテーマは「俳句」
あらかじめ伝えられていましたが、今回のテーマは「俳句」だそうです。

有名な俳句を選択して、生成ツールを使って映像に入れ込んでいきましょう。クリエイティビティを評価します!
過去のSoraJamでの作品の上映がありました。
(入手できたら入手してみます!)
授賞部門は3つ。総合最優秀賞とベストビジュアル賞、そしてぶっとび賞(WTF)です。とってもクレイジーな作品を作ってね!と念押しされました。

ハッカソンの様子です
参加した10チームのうちの一つ「BlackCat」。左から株式会社ウォーカーの代表・伊東雄歩さん、AI時代の数学を研究する佐々木斉生さん、VRストーリーテリング/青山学院大学の宮田和樹先生(@kazuqi)、メタバース/VR分野の伝説の開発者・里見充則さんという濃い面々です。

佐々木さんは東大で代数学を研究した博士ですが、OpenAI Soraに出会って人生が変わってしまったそうです。Sora上で人気の作品もたくさんあるそうです。

開発者の方々と直接交流し、フィードバックをしています。
開発者の方々もなかなか興味深いディスカッションをされていました
(ここでは割愛します!)

そしてあっという間の2時間!上映会へ
作業に充てた2時間はあっという間!
最後には10チーム全てが作品を提出し終わり、いざ上映会です。


大盛り上がりの会場。やっぱり観てもらえるって嬉しいですよね!
マグカップと色紙を使った会場投票で3つの賞へ投票していきます!

総合最優秀賞・ベストビジュアル賞・ぶっとび賞
特定の誰かが決めるというより、みんなが楽しんでいることをシェアしていく感じですね。これは面白い体験。

ベストビジュアル賞「Middle Age Mutant Uncle Warriors」
ぶっとび賞「Orange You Glad」
総合最優秀賞は…チーム「TM2S」!
ChatGPT Pro 1ヶ月が提供されるそうです!!

こちらがチーム「TM2S」のメンバーです。

イベントを終えて
「生成AIと俳句」というちょっと難しいテーマでしたが、日本で初めて開催される「Sora」のイベントとして、我々日本語ネイティブのAIクリエイターには大変刺さるイベントだったと感じます。実際のところ、俳句ならではの韻律、ワードの距離、構造など、まだまだ短い時間では探究しきれない要素が多く残りますが、OpenAI側の「フィードバックを頂戴!」という姿勢、そして主催者のMinhさんによる日本のAIクリエイターによる「最もディープな解説を聞かせてくれ!!」といった姿勢が、さらなる探究に火をつけた感じがあります。
当初は「実用的なサービスが出てくるまで5年はかかるだろう」と言われていたAI動画生成ですが、「Sora」のセンセーショナルな予告と技術、さらに有料サービスやオープンモデルなど、さまざまなプレイヤーが参入し、日本のAIクリエイターも「どれを使ったらいいの?」と迷うような状況も出てきているかと思います。
OpenAI Sora コミュニティマネージャー Soukiさんのメッセージには、Soraを本当によくしたいという気持ち、関わった人々への感謝が詰まっていました。日本のクリエイティブでぶっ飛んだユーザー(そう、AICUの読者の皆さんのことです!)による作品をたくさん作って発信していける、そんな活動をAICUとしても応援したいな、と思いました。
他のチームの作品、参加者へのインタビューや作品のメイキングについても、別記事でレポートしていきたいと思います
AICUのYouTube、こちらのプレイリストに順次追加していきます。
個々の参加チーム、作者さんのプロフィールや、SoraJam参加へのご感想などもございましたら X@AICUai までいただけたら幸いです。記録として残していきたいと思います。
Instagram@MachineCinema
Instagram@SoraOfficial
嬉しいニュース!Soraでの動画生成が無制限に!
まさに昨日のニュースなのですが、ChatGPT ProかPlusで Soraでの動画生成が無制限になりました。720pで10秒、2連続生成まで。これでクレジットを気にせずに生成バッチを回しながら、ダウンロードしたり、展開を考えたりをできますね!

最新の公式情報はこちらをご参照下さい。
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Originally published at note.com/aicu on March 26, 2025.
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