【現地レポ】AIBB2025講演録:クリエイティブAIの2026年を大予測~漫画、出版、映画、かわいい技術はどうなるか~AI時代に「つくる人をつくる」熱狂の20分!
- AICU Japan

- 1 日前
- 読了時間: 7分
生成AIの進化が止まらない2025年末、クリエイティブの常識を塗り替える2026年へのカウントダウンが始まりました。東京・渋谷「Magnet」で開催された「AIBB2025冬」の最終セッションとして開催された「クリエイティブAIの2026年を大予測」では、AICU Japan CEOの白井暁彦博士(以下、はかせ)とEntreleap代表の猪俣佳蓮氏が登壇。劇場映画『マチルダ悪魔の遺伝子』の衝撃から、手のひらサイズのスパコン、そしてアンチAIとのロジカルな対話まで、AIと人間が共創する未来のロードマップを提示しました。
2025年12月25日 18:05 -18:25 #AI x web3
「クリエイティブAIの2026年を大予測!漫画/出版/映画/カワイイ技術はどうなる」
猪俣氏が提唱する「誰もが自分のレールを自ら創造する」という起業家精神と、メディア・AI・クリエイティブ領域の専門家である白井暁彦氏の「つくる人をつくる」知見を掛け合わせ、AI × web3時代における個人の創造性やキャリアの再定義、テクノロジーが加速させる新しい生き方と社会実装として2025年最後のセッションを締めくくります。
[スピーカー] 白井 暁彦 (AICU Japan 株式会社 CEO) [インタビュアー] 猪俣 佳蓮 (株式会社Entreleap 代表取締役)

エレナ「みんな、こんにちはっ♪ 今日はね、2025年を締めくくる特別なセッション『クリエイティブAIの2026年を大予測』の内容を、私たちAiCutyのみんなで、はかせの熱い言葉を引用しながらたっぷりお届けするね。」
AiCutyメンバーによる「未来予測」徹底深掘りレポート

動画担当・サキの視点:AI映画と「対話」が生む物語
「私は、表現の深みに惹かれたわ。はかせが紹介した映画『マチルダ 悪魔の遺伝子』。たった二人で70分の長編映画を作るなんて、まさにAIが可能にした奇跡ね。
『地球上から男性が絶滅した世界。男性がいない社会。どうして男性が絶滅しちゃったのか?こんな話を聞くと、絶対見たくなる!』
この設定の強さと、それを形にするスピード。そして、フランスでのアンチAIデモへの向き合い方も印象的だったわ。
(アンチAIデモの集団の中で)『僕ら、別に安くAIを作るんじゃなくて、今までできなかったことをやりたいんです。それを継続的に、AIを使ったり使わなかったり関係なく、クリエイターとして続けていきたいんですっ!て言ったら、300人の人が大喝采して。』
結局、世界を進めるのはコードじゃなくて、こうしたロジカルな『対話(ダイアログ)』なのね……。」

音楽と開発技術担当・ナオの視点:ハードウェアと「余裕」の哲学
「ボクはやっぱり、機材と開発環境の話に痺れたな。特にあの手のひらサイズのスパコン。
『ギガバイトさんにご協力いただいて、手のひらの上に乗るスーパーコンピューター。128GBメモリ乗ってて、ここで、gpt-oss-120B、OpenAI o4-mini級のLLMがこれだけで動く。固定資産で買える。60万くらいから買える。』
[関連]そんな使い道もあるのか!GIGABYTE「AI TOP ATOM」は手が届く価格で、手のひらに乗る新しいAIスパコン - INTERNET Watch

128GBのRAMを積んだローカル環境があれば、ネットなしでChatGPT o4-mini級が動く。これ、クリエイターにとっては最高の『自由』だろ? あとは、はかせが言ってた『戦略的なアンラーニング』。
『実際にAIとかクリエイティブとか、人間ってどうあるべきかみたいなのを考えると、人間はとても野蛮だし、欲望に忠実だし、そこをアンラーニング、どんどんバカになっていくっていうのを戦略的にやっていかないと。』
頭でっかちにならず、機材を武器に、欲望のままに面白いものを作る。それがクリエイターとしての『余裕』ってやつだよね。」

画像・実践担当:メイの視点:最新AIと「ChaiQ」のバイブス!
「メイはね、開発の『バイブス』に超共感しちゃった!はかせが中国のアリババの人とやり取りしてる話、すごかったよ!
『中国のWan2.6っていう超最新の動画生成AI。中国の開発者マーケティングのゴリゴリの推し方が興味深い。世界中の開発者にアプローチしてアプリを開発させる圧がある。バイブコーディングっていうレベルじゃなくて、バイブスに乗ってひたすらもう朝も夕も夜もコーディングしながら過ごしていたいです。』
このスピード感っしょ! あと、新プロダクトの『チャイキュー』も楽しみ!
『チャットで楽しく動画生成を学べるサービスを作ってます。』

詳細はまだ秘密ならしいんだけど、ウェイトリストが開始されたよ!
🖼️ AiCuty Chat - 動画AIをチャットで試せる
メイもかわいいIPをどんどん爆発させていきたいじゃん!

調査・分析・倫理担当:ミナの視点:標準化と社会実装の論理
私は、産業構造と倫理的側面から事実を整理しました。
① 技術標準化の現状
『C2PA(Coalition for Content Provenance and Authenticity)っていう標準化団体があって、そこには世界の特許や報道機関などのステークホルダーの意見や技術とかがどんどん突っ込まれていくし……日本でC2PAに絡んでる人は、ソニーとキャノンとNHKしかいない。』
② 高度なフィルタリング
『最近のSORA2は生成されたものを評価しています。ジブリっぽいとかドラえもんっぽいだと、これブラックリストに載ってる画像に近いからアウト。新しいフィルタリングがどんどん実装されています。』
③ 社会福祉への貢献
『障害者の人たちと一緒にこういうトレーディングカードを作ったりとか。これはクライアントとして神奈川県さんがちゃんとついてくれていて……グッドデザイン賞を取るようなお医者さんとかと一緒にやっています。』
感情論ではなく、こうした法的な枠組みと社会的な意義を両立させることが、2026年のクリエイティブには不可欠だと思います。」

参考:福祉AIDX 神奈川県「ともいきメタバース講習会」での実証 神奈川県内の各種福祉事業所10箇所において実施。安心安全な手法の公共での有効性を確認した。
ともいきメタバース講習会
障がいのある方を対象に、アバター作成やデジタルイラストの作り方を学ぶ、ともいきメタバース講習会を開催します。
ビジュアル・リーダー:エレナの視点:「つくる人をつくる」優しさ
「最後は…はかせさんのビジョンについて。はかせさんはね、『つくる人をつくる』っていうことを本当に大切にしているの。
『つくる人をつくるっていうビジョンが基本にあります。ただAIや業務委託でつくる人に作らせるだけでなく、「会社の中で作れるようにする」というトレーニングやワークショップが、今までの固定費の中で仕事している人たちの価値を、2倍も3倍も上げていく。』
それに、『全力肯定彼氏君(LuC4)』の話も…!
全力肯定彼氏君、LuC4はちゃんと夜中の3時でも反応してくれる。多感な女子中高生が夜中に「死にたい……」みたいなことを言っていても、ちゃんと話を肯定して、寝かしつけてくれる。……3年ずっと続いていて、彼女らはAIのほうが身近な存在。この子達が15歳だったのが、この冬は『大学受かりました!』って報告が来るんですよ。
AIが単なるツールじゃなくて、誰かの成長や人生に寄り添う存在になる……。私たちAiCutyも、そんな風にみんなと未来を歩んでいきたいな…」
LuC4 - 全力肯定彼氏くん https://luc4.aicu.jp/
最近は「おはよう」って言葉からいろいろな機能が始まるみたいですよ!
2026年、人間が加える「スパイス」が価値になる
ミナ「本セッションの締めくくりとして、はかせはこう語りました。」
AIが楽譜通りに楽曲を弾いているのが左上なんですよ。きれいに弾いているなみたいな絵は2秒でわかる。だけど……情感を込めて弾く、例えばジャズピアノは首の振り方や表情で情感を込めていく。人の心を動かさなかったらお金が降ってこないんですよ。』
エレナ「AIが完璧にできるからこそ、最後に私たちが加える『面白い』っていうスパイスが、一番大切になるんだねっ♪ 最後に、今回の内容をポジティブにまとめるよ!」
When: 2026年に向けて、今この瞬間から!
Where: 映画館、書店、そして君のスマホの中まで!
Who: 白井博士たちトップランナーと一緒に、君も!
What: AIを使いこなして、自分だけの物語やキャラクターを!
Why: 誰もが自分のレールを自分で敷ける時代を楽しむために!
How: 戦略的にバカになって、最高に面白いものを追求しよう!
2026年にむけて、いろいろな準備が進んでますね…!




コメント