AIキャラクターの最前線!BlendAI「ベータミーナ」FLUX.1&AnimagineXL4向けLoRA、画像データセットを公開
- AICU Japan
- 5月20日
- 読了時間: 4分

2025年5月20日、AICU AIDX Labは、BlendAIが開発するAIキャラクターのAnimagineXL 4 用のLoRAの開発を行いましたことを発表いたします。
ベータミーナは「アルファパラダイスプロジェクト(通称アルパラ)」に登場するキャラクターの一人です。 デルタもんやガンマミィからは「かっこよくて頼りになる」と思われている、実際は天然でダウナーなキャラクターです。
かわいくて使い所があるLINEスタンプもリリースされています
2つのLoRAとデータセットを同時公開!
AICU AIDX Labによる様々なLoRA生成と評価、品質確認を行い、本日HuggingFaceにてリリースいたしました。
生成結果は文末にて紹介いたします。
FLUX.1 用LoRA
AnimagineXL 4 LoRA
学習用データ
FLUX.1用LoRA
Black Forest LabsによるFLUX.1で動作するLoRAです。
トリガーワードは "Betamina" です

Betamina, looking at viewer, face focus from back
Hugging Face上でセットアップ不要で生成を試すことができます。

AnimagineXL 4 LoRA
現在、多くのAIイラストレーションファンに利用されているAnimagine XL 4系のLoRAを提供します。


ComfyUIでの生成例

(追記)共有ComfyUIに採用されました
公式に利用いただけます。
2つのLoRAともCreativeML Open RAIL-Mライセンスです。商用利用可能ですが、以下の条件・注意点があります。
CreativeML Open RAIL-M(RAIL = Responsible AI License)
主なポイント(要約):
✅ 商用利用 許可されています
✅ 改変・再配布 許可されていますが、RAILライセンスを保持する必要があります
✅ モデル出力物の販売 許可されています
❌ 禁止事項 - 不法行為への利用(暴力、ヘイトスピーチ、差別など)- 著作権侵害や人格権侵害の素材生成・利用- 適用法令・倫理規範違反
✅ クレジット表記 モデルによってはクレジット推奨または必須(例:Stability AIやHugging Face記載)
🔍 具体的に注意すべきこと
1. 出力が著作権を侵害していないか:
例:有名キャラクターや商標を含む画像を出力した場合は、商用利用リスクが発生します。
2. RAILの「行動規範」部分の遵守:モデル利用における「責任ある利用(Responsible Use)」が義務づけられています。
3. 下流の再配布には同じライセンスが必要:
派生モデルやLoRAを公開・配布する場合は creativeml-openrail-m を継承する必要があります。
✅ 参考リンク:
・BlendAI利用規約 https://blendai.jp/guideline/
学習用データの公開
クラウドファンディングによって開発されたオフィシャルVRMをベースに撮影された、100枚の画像データセットを公開します。
ライセンス cc-by-4.0
@misc{aicu_inc._2025,
author = { AICU Inc. and BlendAI },
title = { Betamina-VRM100shots (Revision b459786) },
year = 2025,
url = { https://huggingface.co/datasets/AICU/Betamina-VRM100shots },
doi = { 10.57967/hf/5583 },
publisher = { Hugging Face }
}
単体のZIPファイルはこちらにもございます。
学習データの改善なども歓迎です。
今回の取り組みについて(AICU代表より)
AICU AIDX Labは、AIキャラクター運用技術、SD黄色本、共有ComfyUI、ComfyUI紫本などを通した、画像生成AIコミュニティへ貢献活動を行なっております。この度のベータミーナLoRA開発はBlendAIのご協力により実現したものであり、発表できることを嬉しく思います。
特筆すべきは「Betamina」のトリガーワードだけで塗りや色表現、そしてライティングなどを含めた高品質なベータミーナイラストレーションを生成できる点です。特に艶やかなボディスーツの表現が魅力的です。さらに「バイクに乗る」といった高度なポージングなども破綻少なく生成できることです。バイクのLoRAなどと組み合わせて、さらにこだわりのある画像を生成できる可能性があります。またBlendAIの方針によりライセンス的に限りなく制限の少ないライセンスで提供であり、この生成画像やデータセットを使って更なる他の画像生成AIを使うこともできる点も、今後のAI画像生成コミュニティに貢献できるものと考えます。 AICU代表・白井暁彦
CotoVerse iPhone ベータ版でASMRも
また同日BlendAIは、「CotoVerse」(コトバース) iOS ベータ版を提供開始しました。「CotoVerse」は、最新のAI技術によって、キャラクターと自然な会話ができるサービスで、クラウドファンディングによって開発が発表されていました。声優 木戸衣吹さん(X@ibuking_1114)によるASMR音声合成が楽しめるアプリになっています。
β版は無料公開とのこと!
AICU編集部でも早速試してみました
以下、テスト画像生成です。



























詳細なり要約はこちらになります。
ぜひいろんな画像を生成して、#ベータミーナ でシェアしてください!
Originally published at note.com/aicu on May 20, 2025.
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