【イベントレポート】AICU Creators Talk 7 ComfyUI紫本完成記念パーティー開催!
- AICU Japan

- 4月25日
- 読了時間: 5分

AICUが開発、2025年5月9日よりSBクリエイティブより刊行開始予定の「ComfyUIマスターガイド」(通称: ComfyUI紫本)のお披露目と完成記念パーティーが開催されました。
2025年4月25日、AICUは第7回目となる「AICU Creators Talk(通称ACT)」を開催しました。今回は、待望の書籍『画像・動画生成AI ComfyUI マスターガイド』の完成を記念したスペシャルイベント。著者の白井暁彦氏(X@o_ob)、早野康寛氏(X@earlyfield8612)をはじめとする執筆・制作関係者が集い、出版の裏話から今後の事業展開まで、充実したトークが展開されました。
分厚い!300ページ!
実際にはじめて著作を手に取った著者の早野さん


書籍の詳細解説:ComfyUIを完全理解するための決定版
番組の中では著者の白井・早野より、書籍の「見どころ」が紹介されました。
全体構成とコンセプト
『画像・動画生成AI ComfyUI マスターガイド』は、ノードベースの画像生成ツール「ComfyUI」の実践的な使い方を網羅した初の本格解説書です。初心者から上級者までを対象に、導入から応用まで一気通貫で学べるよう設計されており、AIクリエイティブの新時代における“教科書”として位置付けられています。
はじめに
Chapter1 画像生成AIの基礎知識
Chapter2 Stable Diffusionの基礎知識
Chapter 3 ComfyUIの導入と環境構築
Chapter 4 ComfyUIの基本操作と画像生成
Chapter 5 カスタムノードの活用と拡張機能の導入
Chapter 6 img2img・Inpaint・Outpaintの実践テクニック
Chapter 7 ControlNetとIPAdapterによる画像制御
Chapter 8 LoRAを使ったスタイル適用とモデル拡張
Chapter 9 AnimateDiffによる動画生成
Chapter10 画像生成AIの実践活用例
3つの導入環境に対応
Google Colab:クラウドで誰でも無料で使える環境。初学者向けに丁寧な手順を掲載。
ローカル環境(GPU PC):高性能な生成を目指す中・上級者向け。最適なスペックや設定も網羅。
共有ComfyUI:書籍購入者向けに提供されるAICU独自のクラウド環境。L4 VRAM 24GBを搭載し、実用的なスピードと安定性を実現。
ワークフローとノード解説
ComfyUIの標準的な画像生成ワークフローを視覚的に解説。
各ノードの意味や使い方、パラメータ調整のコツ、ショートカットキーも掲載。
SDXL対応やVAEの役割など、実際の制作現場に即した内容も収録。
高度な機能と応用技術
ControlNet / IPAdapter による構図・ポーズのコントロール
高解像度化・アップスケーリングによる印刷対応画像の作成
プロンプトエンジニアリング:トークン管理、ネガティブプロンプト、LoRA活用法
実践例と応用分野
BlendAIによる「デルタもん」などのAI活用キャラクター、アクリルキーホルダーなどグッズ開発への展開事例
Tシャツ、広告素材、LINEスタンプなどへの展開事例
Blenderとの連携による3Dモデリングやアニメーション生成への応用
追加学習済みモデル(カスタムLoRA)や動画生成へのステップアップも解説
法的リスクとライセンス
著作権・商用利用の基礎知識、Stable Diffusion系モデルの利用条件
実写向けの商用利用推奨モデル「RealVis 5.0」の紹介
特許法・契約法・国際法の視点からリスクを回避する知識を整理
サポート体制と今後の拡張
ソースコードはGitHubにて公開・随時アップデート予定
iPad対応を想定したUI設計、非エンジニアでも使える導入支援
共有Comfy環境はメールアドレスのみで利用可能、学習者支援にも重点を置いています
チームへの感謝と出版記念セレモニー
白井氏より、出版に際して協力いただいたメンバーと、noteサブスクリプション「ComfyUIマスター」購読者への強い感謝が表明され、貢献者への表彰が行われました。早野氏には出版契約書への署名があり、初版プロトタイプ版が贈呈されました。またColoso「Comfyマスター」を修了し本書のQA工程に参加したBandwagon氏とないとっち氏には「認定クリエイター証」とサイン入り書籍が贈られました。またないとっち氏の作品は、ロサンゼルスのBrewery Artwalkおよび来月開催の「SusHi Tech Tokyo 2025」でも展示される予定です。
また、白井氏は「このアナログな重さを持った書籍に込めたのは、記録として、歴史として、AI時代の“つくる”を支えるための証だ」と語り、書籍出版にかけた思いを語りました。
今後の展開とAICUの方針(告知)
SusHi Tech Tokyo 2025 出展が発表されました。
AICUは2025年5月8日〜11日に東京ビッグサイトで開催される国際展示会「SusHi Tech Tokyo」に出展することが発表されました。会場では、ComfyUIマスターガイド、これまでの月例コンテストのキャンバスアート作品、そして関連プロダクトの展示が予定されています。
3月コンテスト「#桜の下で約束を」で月刊賞を獲得したないとっちさん。

キャンバースアート化された作品を手にとって感動ひとしお。
実はこの作品はカラーコーディネーターの奥様のアドバイスで完成した作品だそうです。
AICUで技術を学び「つくる人」になったないとっちさん、次なるステージは、ロサンゼルスのアート展での展示です。どんな方が購入するのか、楽しみですね!

継続的な情報発信が行われます。
今後はAICUマガジンや連載記事を通じて、生成AIの最新動向やクリエイター支援情報が定期的に発信されることが決定されました。
認定クリエイター制度の拡充が予定されています。
所属クリエイターが教育者・講師・コンサルタントとして活躍できるよう、制度設計がさらに進化することが発表されました。
クリエイターユニオンが強化されます。
生成AI時代の「つくる人をつくる」ビジネスマッチング支援・教育プログラムが開始されることが明らかにされました。

AICUをハブに、国際的な活動が広がっています。
収録動画の編集前バージョンを期間限定公開します!
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この記事の続きはこちらから https://note.com/aicu/n/n9a6876920699
Originally published at note.com/aicu on April 25, 2025.




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